Power Mac G4 (Graphite)にOpenBSDをインストールする
さて、とりあえずPowerMac G4にOpenBSDをインストールできたのでメモ書きを残しておきます。
何かあったら元に戻せるかもしれないしね。。。
OpenBSDのインストール自体はそれほど困難なことはないのですが、OpenFirmwareの設定を変更するところで苦戦しました。
ググればインストールそのものに困ることはないため、注意点を詳細に流れを記載していきます。
しかし、インストールは出来ましたが、なぜか最初からHTTPSへの接続が出来ないため、原因を調査中です。
もしかしてSSL、TLS系のライブラリが壊滅状態なのかも?
初期状態のままログインが必要なもののご利用にはご注意ください。
※[Enter]はエンターキーになります
※[Enter]の前の[]は初期値
1.ISOイメージをダウンロードし、CD-Rに焼き付ける
OpenBSDのサイトはめちゃくちゃわかり難いです。
下記からダウンロードしました※現時点最新のOpenBSD 6.5を利用しました。
https://www.openbsd.org/faq/faq4.html#Download
※installXX.iso か cdXX.iso の [macppc] をダウンロードしてください。
⇒Linuxとかのppc64elはPowerPC G5以降の64bit用です。
焼き付けるのは、Winタブレット(YogaBook)にLogitecのLBD-PVA6UCVBKを接続しWindows 10の機能で焼きました。
ISOイメージファイルを右クリックして書き込み完了まで待つだけの簡単な作業でした。
USB Type-Cへの変換とかOTGがどうとかというのは何とかなりました。
※手元にあるMicroUSB⇒USB-B(メス)変換 ⇒USB Type-C変換 の二つを使いました。
2.OpenBSD の インストールCD から起動する
Macの電源を入れ、起動音の後に C キーを押し続けてください。
CD-ROMから起動できます。
ただし、あまり押し続けるとOpenBSDのブートコマンド入力で止まります。
Cが繰り返し入力されるので、全て消去後に[Enter]を押してください。
3.ウィザードに従ってインストールする
下記を参照してください。
https://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/6.5/macppc/INSTALL.macppc
※同じディレクトリにisoイメージファイルとかもあります。
ここの詳細に需要があるのか?疑問なので、流れと混乱したところを記載します。
※入力したところの抜粋とか
3.1.Installを選択
(I)nstall, (U)pgrade, (A)utoInstall or (S)hell? i[Enter]
3.2.ホスト名を入力
※ドメインは未入力:入れると後の入力を省力化できるけどあまり変わらない?
System hostname? (short form, e.g. 'foo') hostname[Enter]
3.3.ネットワークインターフェースの設定
Which network interface do you wish to configure? (or 'done') [gem0] [Enter]
IPv4 address for gem0? (or 'dhcp' or 'none') [dhcp] [Enter]
IPv6 address for gem0? (or 'autoconf' or 'none') [none] [Enter]
Which network interface do you wish to configure? (or 'done') [done] [Enter]
DNS domain name? (e.g. 'example.com') [my.domain] domainname[Enter]
3.3.ユーザ設定
※rootユーザとかパスワードとか
※起動時のxenodm[no]は yes にしたら画面真っ黒になったためとりあえず[no]にしてあります。
Password for root account? (will not echo) rootpassword[Enter]
Password for root account? (agein) rootpassword[Enter]
Start sshd(8) by default? [yes] [Enter]
Do you expect to run the X Window System? [yes] [Enter]
Do you want the X Window System to be started by xenodm(1)? [no] [Enter]
Change the default console to zstty0? [no] [Enter]
Setup a user? (enter a lower-case loginname, or 'no') [no] username[Enter]
Full name for user username? [username] user full name[Enter]
Password for user username? (will not echo) userpassword[Enter]
Password for user username? (again) userpassword[Enter]
Allow root ssh login? (yes, no, prohibit-password) [no] [Enter]
3.4.ディスク設定
※何もわからんので、パーティション以外は初期値
※HDDは2TBのものを利用
Which disk is the root disk ('?' for details) [wd0] [Enter]
Use (W)hole disk, use the (O)penBSD area or (E)dit the MBR? [OpenBSD] W[Enter]
※一度設定したのでOpenBSDが初期値になっていますが、基本的には全部使う(W)を選択で良い
※ちなみにOpenBSDにブートフラグを付けたままにしたので、もし起動しなければ再設定してブートフラグをOpenBSDにつけておいてください
※ここで自動設定されたパーティション一覧が表示されますが、マニュアルにも記載されているように、全容量を使ってくれません。次で編集を必ず選択してください。
Use (A)uto layout, (E)dit auto layout, or create (C)ustom layout? [a] E[Enter]
※以降はしばらく使い方となります
wd0> ?[Enter]
※コマンド一覧を表示
wd0> p m[Enter]
※MB単位で一覧を表示
wd0> R a[Enter]
[+|-]new size (with unit): [123456789] 100g[Enter]
※パーティションを100GBにリサイズ
wd0> q[Enter]
3.5.インストール
CDのファイルを探すのが面倒なので、httpで設定しました。
※ネットワークが使える環境でないとできません。
ちなみに、なぜか https へアクセス出来ないため、httpで利用するための設定が必要でした。
Location of sets? (cd0 disk http nfs or 'done') [cd0] http[Enter]
HTTP proxy URL? (e.g. 'http://proxy:8080', or 'none') [none] [Enter]
HTTP Server? (hostname or 'done') ftp.openbsd.org[Enter]
Server directory [pub/OpenBSD/6.5/macppc] [Enter]
Unable to connect using https. Use http instead? [no] yes[Enter]
※ここでインストールするもの一覧が表示される
※必要なものだけ選択してください。初期値は全選択状態?
Set name(s)? (or 'abort' or 'done') [done] [Enter]
※ここでダウンロード&インストールするため暫く待機
Location of sets (cd0 disk http nfs or 'done') [done] [Enter]
3.6.その他設定
What timezone are you in? ('?' for list) [Canada/Mountain] ?[Enter]
※タイムゾーン一覧が表示されるので日本を選択
What timezone are you in? ('?' for list) [Canada/Mountain] Japan[Enter]
3.7.再起動
Exit to (S)hell, (H)alt, or (R)eboot? [reboot] [Enter]
4.OpenFirmwareを起動する
OpenBSDの説明書を見ないと何もわかりません!
必ず見ながら試行錯誤してください。
これだけだとあれなので、下記の手順です。
起動音の直後にキーボードで、Option + Command + O + F を押下します。
これがわからないなら、たぶんあなたの端末はMacじゃない偽物かキーボードが合ってないので買いなおすことをお勧めします。
5.設定を確認する
説明書見たほうがわかりやすいかもしれませんが…
手遅れになる前に必ず以下の手順を実施し、出力結果をメモってください。
0 > printenv [Enter]
※環境変数設定の一覧を表示できます
0 > devalias [Enter]
※デバイス名のエイリアス一覧を表示できます
6.起動設定の変更
0 > setenv auto-boot? true[Enter]
※初期値と同じだった
0 > setenv boot ultra1:,ofwboot /bsd[Enter]
※説明書とかに書いてなかったもの(ultra1)を指定しないといけなかった
7.再起動
0 > reset-all
以上で終了です!
私と同じ環境であれば問題なく起動できると思います。
お疲れさまでした♪
何かあったら元に戻せるかもしれないしね。。。
OpenBSDのインストール自体はそれほど困難なことはないのですが、OpenFirmwareの設定を変更するところで苦戦しました。
ググればインストールそのものに困ることはないため、注意点を詳細に流れを記載していきます。
しかし、インストールは出来ましたが、なぜか最初からHTTPSへの接続が出来ないため、原因を調査中です。
もしかしてSSL、TLS系のライブラリが壊滅状態なのかも?
初期状態のままログインが必要なもののご利用にはご注意ください。
※[Enter]はエンターキーになります
※[Enter]の前の[]は初期値
OpenBSDのサイトはめちゃくちゃわかり難いです。
下記からダウンロードしました※現時点最新のOpenBSD 6.5を利用しました。
https://www.openbsd.org/faq/faq4.html#Download
※installXX.iso か cdXX.iso の [macppc] をダウンロードしてください。
⇒Linuxとかのppc64elはPowerPC G5以降の64bit用です。
焼き付けるのは、Winタブレット(YogaBook)にLogitecのLBD-PVA6UCVBKを接続しWindows 10の機能で焼きました。
ISOイメージファイルを右クリックして書き込み完了まで待つだけの簡単な作業でした。
USB Type-Cへの変換とかOTGがどうとかというのは何とかなりました。
※手元にあるMicroUSB⇒USB-B(メス)変換 ⇒USB Type-C変換 の二つを使いました。
2.OpenBSD の インストールCD から起動する
Macの電源を入れ、起動音の後に C キーを押し続けてください。
CD-ROMから起動できます。
ただし、あまり押し続けるとOpenBSDのブートコマンド入力で止まります。
Cが繰り返し入力されるので、全て消去後に[Enter]を押してください。
3.ウィザードに従ってインストールする
下記を参照してください。
https://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/6.5/macppc/INSTALL.macppc
※同じディレクトリにisoイメージファイルとかもあります。
ここの詳細に需要があるのか?疑問なので、流れと混乱したところを記載します。
※入力したところの抜粋とか
3.1.Installを選択
(I)nstall, (U)pgrade, (A)utoInstall or (S)hell? i[Enter]
3.2.ホスト名を入力
※ドメインは未入力:入れると後の入力を省力化できるけどあまり変わらない?
System hostname? (short form, e.g. 'foo') hostname[Enter]
3.3.ネットワークインターフェースの設定
Which network interface do you wish to configure? (or 'done') [gem0] [Enter]
IPv4 address for gem0? (or 'dhcp' or 'none') [dhcp] [Enter]
IPv6 address for gem0? (or 'autoconf' or 'none') [none] [Enter]
Which network interface do you wish to configure? (or 'done') [done] [Enter]
DNS domain name? (e.g. 'example.com') [my.domain] domainname[Enter]
3.3.ユーザ設定
※rootユーザとかパスワードとか
※起動時のxenodm[no]は yes にしたら画面真っ黒になったためとりあえず[no]にしてあります。
Password for root account? (will not echo) rootpassword[Enter]
Password for root account? (agein) rootpassword[Enter]
Start sshd(8) by default? [yes] [Enter]
Do you expect to run the X Window System? [yes] [Enter]
Do you want the X Window System to be started by xenodm(1)? [no] [Enter]
Change the default console to zstty0? [no] [Enter]
Setup a user? (enter a lower-case loginname, or 'no') [no] username[Enter]
Full name for user username? [username] user full name[Enter]
Password for user username? (will not echo) userpassword[Enter]
Password for user username? (again) userpassword[Enter]
Allow root ssh login? (yes, no, prohibit-password) [no] [Enter]
3.4.ディスク設定
※何もわからんので、パーティション以外は初期値
※HDDは2TBのものを利用
Which disk is the root disk ('?' for details) [wd0] [Enter]
Use (W)hole disk, use the (O)penBSD area or (E)dit the MBR? [OpenBSD] W[Enter]
※一度設定したのでOpenBSDが初期値になっていますが、基本的には全部使う(W)を選択で良い
※ちなみにOpenBSDにブートフラグを付けたままにしたので、もし起動しなければ再設定してブートフラグをOpenBSDにつけておいてください
※ここで自動設定されたパーティション一覧が表示されますが、マニュアルにも記載されているように、全容量を使ってくれません。次で編集を必ず選択してください。
Use (A)uto layout, (E)dit auto layout, or create (C)ustom layout? [a] E[Enter]
※以降はしばらく使い方となります
wd0> ?[Enter]
※コマンド一覧を表示
wd0> p m[Enter]
※MB単位で一覧を表示
wd0> R a[Enter]
[+|-]new size (with unit): [123456789] 100g[Enter]
※パーティションを100GBにリサイズ
wd0> q[Enter]
Write new label?: [y] [Enter]
※書き込みして終了
3.5.インストール
CDのファイルを探すのが面倒なので、httpで設定しました。
※ネットワークが使える環境でないとできません。
ちなみに、なぜか https へアクセス出来ないため、httpで利用するための設定が必要でした。
Location of sets? (cd0 disk http nfs or 'done') [cd0] http[Enter]
HTTP proxy URL? (e.g. 'http://proxy:8080', or 'none') [none] [Enter]
HTTP Server? (hostname or 'done') ftp.openbsd.org[Enter]
Server directory [pub/OpenBSD/6.5/macppc] [Enter]
Unable to connect using https. Use http instead? [no] yes[Enter]
※ここでインストールするもの一覧が表示される
※必要なものだけ選択してください。初期値は全選択状態?
Set name(s)? (or 'abort' or 'done') [done] [Enter]
※ここでダウンロード&インストールするため暫く待機
Location of sets (cd0 disk http nfs or 'done') [done] [Enter]
3.6.その他設定
What timezone are you in? ('?' for list) [Canada/Mountain] ?[Enter]
※タイムゾーン一覧が表示されるので日本を選択
What timezone are you in? ('?' for list) [Canada/Mountain] Japan[Enter]
3.7.再起動
Exit to (S)hell, (H)alt, or (R)eboot? [reboot] [Enter]
4.OpenFirmwareを起動する
OpenBSDの説明書を見ないと何もわかりません!
必ず見ながら試行錯誤してください。
これだけだとあれなので、下記の手順です。
起動音の直後にキーボードで、Option + Command + O + F を押下します。
これがわからないなら、たぶんあなたの端末はMacじゃない偽物かキーボードが合ってないので買いなおすことをお勧めします。
5.設定を確認する
説明書見たほうがわかりやすいかもしれませんが…
手遅れになる前に必ず以下の手順を実施し、出力結果をメモってください。
0 > printenv [Enter]
※環境変数設定の一覧を表示できます
0 > devalias [Enter]
※デバイス名のエイリアス一覧を表示できます
6.起動設定の変更
0 > setenv auto-boot? true[Enter]
※初期値と同じだった
0 > setenv boot ultra1:,ofwboot /bsd[Enter]
※説明書とかに書いてなかったもの(ultra1)を指定しないといけなかった
7.再起動
0 > reset-all
以上で終了です!
私と同じ環境であれば問題なく起動できると思います。
お疲れさまでした♪
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